マロリンの日記

中年男性会社員の日常や思うこと、人生に役立つ事など発信したいと思います!

読書感想〜氷の華(天野節子)

 

【あらすじ】

不妊に悩む恭子に関口真弓と名乗る女性から、夫の子供を身籠ったと告白する電話がかかってくる。殺意を抱いた恭子は真弓の家に忍び込み飲み物に毒を仕込んで殺害する。完璧な犯行に思えたがこれは仕組まれた罠ではないかと予感する。そんな中、執拗に彼女を追っていた捜査官戸田は恭子のアリバイ崩しを始め、ついに恭子は犯行を認めることになるが、、

【感想】

・作者、これがデビュー作品でかつ60歳での作品らしく。戸田と恭子の知恵比べがテンポよく進んでいき、お互いの思考もしっかり描かれていてとても読みやすい。

・恭子がとうとう犯行を認めて警察にしょっぴかれたシーンが、まだ小説の3/2頁くらいの消化率で、これからどんなドンデン返しがくるかとワクワクしながら読んでました。