マロリンの日記

中年男性会社員の日常や思うこと、人生に役立つ事など発信したいと思います!

読書感想〜闇夜の底で踊れ(増島拓哉)

【あらすじ】

パチンコ依存症の35歳無職の伊達が風俗嬢に入れ込むうちに所持金が尽きてしまう。そこで偽りの身分証を持って暴力団がバックについていない闇金融から借りまくるが、暴力団に狙われてしまう。取り立て屋から伊達を救ったのはかつての兄貴分である関川組の山本であった。関川組では組長引退を機に内紛が勃発。山本は伊達を手なづけてある日断りきれない仕事を持ちかける。

【感想】

・ダメダメ男がトラブルに巻き込まれていく、ちょっとユーモア感もある王道パターンかと思いきや、後半になって急に緊迫感に包まれていく様は読者を一気に惹きつけてくれます。最初と最後で伊達の変わりそうがすごい。

・山本が主人公以上にいい味出している。他やくざと絡んだときの駆け引きはもちろん、無礼な態度を取った女性店員をぶん殴っちゃうとか。。