マロリンの日記

中年男性会社員の日常や思うこと、人生に役立つ事など発信したいと思います!

読書感想〜告白(湊かなえ)

 

【あらすじ】

・愛する1人娘を学校のプールで亡くし、退職することを決めた女性教員が、最後の終業式の日のホームルームで、娘は事故ではなくクラスの生徒によって殺されたことを告白し、2人の犯人が犯行に至るまでの真相を語る。最後に2人が飲んだ牛乳パックにHIV感染者である自分の夫の血液を混入したことを告げ、娘の命を奪った2人を法に委ねることなく自らの手で裁き、生徒の前から姿を消していく。

【感想】

・語り手が最初の先生から、級友、犯人Aの姉が見た犯人Aの母の日記帳、犯人A、犯人B、犯人Bに電話する先生、と次々と変わって最後に本当の復讐を果たすという、読み始めると物語に引き込まれてしまう。

・ウェルテルが可哀想なくらい空気の読めない困った先生で、怒りを通り越して笑ってしまった。