マロリンの日記

中年男性会社員の日常や思うこと、人生に役立つ事など発信したいと思います!

読書感想~アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎)

【あらすじ】

・2年前、琴美はペット惨殺事件の犯人と遭遇してしまう。恋人のブータン人ドルジ、知り合いの河崎に助けられながら逆に犯人を捕まえようとする。その後の現代、椎名は引っ越してきたアパートの隣人の河崎からいきなり「広辞苑を盗まないか」と誘われる。断りきれなかった椎名は手伝いをさせられる。

【感想】

・現在と2年前が交互に平行して描かれていく物語。ブータン人のドルジが河崎になりすましていたという、やや強引なネタバレ。

・マイページで女性に目がない河原と、知り合いといいながら実は河原が気になって仕方がない琴美の学生のノリの掛け合いが続いてほのぼのストーリーかと思いきや、最後は皆んな不幸で終わるという、作者の仕掛けにあっと驚くよりも後味の悪さの方が印象に残った。