【あらすじ】
・中学からの同級生で同じ技術専門学校で研究に励む親友の智彦から恋人を紹介された崇史。そこに現れたのは、大学院在学中の通学時、すれ違う電車で毎週同じ車両のドアに立っていて一目惚れしていた麻由子であった。二人の幸せを応援しようとしたが、やがて彼女への想いが強くなり、智彦への嫉妬心が膨らんでいく。ところがある日の朝、目を覚ますと彼女は自分の恋人として隣にいた。
【感想】
・智彦、麻由子との三角関係に苦しむ研究員時代と、恋人の麻由子と過ごしていく中で、時々ふっと沸き出たように浮かんでくる昔の記憶に混乱してくる現代の物語が交互に展開していく東野圭吾ならではの構成。一度読み終わった後で現代を中心に見ていくとよりストーリーがわかりやすいです。
